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最近では、『第二の永久歯』などとテレビや雑誌で話題になることもあるインプラント。どんな治療法なのかご存知ですか?今では一般の方でも、ほとんどの方が「名前くらいは知っている」とおっしゃるくらい、よく知られる歯科治療のひとつとなってきました。
骨とくっつく性質を持つチタン製の人工歯根を、歯を失った箇所の顎の骨に埋め込み、チタンが骨と結合するのを待って、それを支えに人工の歯を固定します。最近の人工歯根は、チタンの表面に特殊な処理をしており、骨の中の血液とチタン表面の物質が接触することで、生物学的な結合、いわゆるBio Integrationが成立します。
骨とガッチリくっついたインプラントの上に型取りした人工の歯(歯冠)を固定するので、自分の歯でかむ感覚がよみがえり、金属部分が見えることもないので見た目も自然です。そうしたことから『第二の永久歯』と言われるようになりました。
STEP 01.
まず患者様のお話をじっくりお伺いさせていただきます。ご不安な点や疑問点がございましたら、どのようなことでもご相談ください。その後、インプラント治療についてのご説明をさせていただきます。患者様に納得していただいたあとに、必要に応じてレントゲン、CTなどの精密検査を行ないます。
STEP 02.
精密検査の結果をもとに、インプラントの治療計画を立案し、ご提案させていただきます。患者様が十分納得され合意のうえで、治療を始めさせていただきます。
STEP 03.
歯肉を切開し、インプラントを顎の骨に埋め込みます。インプラントと骨がしっかりくっつくまで約8~24週間待ちます。同日、あるいは翌日にインプラントに人工の歯を連結させ、仮の歯を作るケースもあります。人工の歯をインプラントと連結させて完成です。
STEP 04.
インプラントは人工の歯ですので、虫歯になることはありませんが、手入れを怠ると歯周病になり、抜けてしまう可能性があります。そうならないように、日頃のメンテナンスと定期的な検診を心がけてください。
インプラントも虫歯になりますか?インプラント治療を初めて受けられる患者様からこんな質問をされることがあります。インプラントのうえに固定する歯は、セラミックなどでできている人工の歯なので、虫歯になることはありません。しかし、インプラントを埋め込む顎の骨や歯肉は人工ではありませんので、手入れをしないと、インプラントの治療箇所もインプラント周囲炎になってしまいます。
インプラント周囲炎は、インプラントの周りにプラーク(歯垢)や歯石が溜まることで起こります。歯肉が炎症を起こし、歯周病と同じように顎の骨が溶けてしまう病気なので、顎の骨と結合させることで上部の歯冠を支えているインプラント治療にとっては致命傷です。せっかくのインプラント治療が台無しにならないよう、毎日のホームケア(患者様によるブラッシングなどのケア)や、プロによる定期的な検診やケアがとても重要なのです。
インプラントは、人の身体と親和性の高いチタンを使用しております。チタンはアレルギー性もほとんどないことが確認されており、安全な素材です。
インプラントメーカーの報告として、過去10年間の統計で術後10年以上使用できた=成功率は95%という報告があります。当院でのインプラント成功率に関しましては、平成21年度インプラント学会での発表で1600本のインプラント埋入手術に対し98.6%の成功率を示した報告があります。
当院では、メンテナンスの継続、マウスガードの装着等を条件に、インプラント(上部構造を含む)は治療終了後から5年間の保証期間を設けております。
インプラントを長持ちさせるためには、毎日の丁寧なホームケアに加えて定期的なプロのメンテナンスも欠かせません。 正しいケアやメンテナンスをしている人と、そうでない人とでは、明確に耐用年数が違ってしまいますので、一概に『○年もちます』とはお答えできないのが実情です。
ただ、メーカーの報告では術後10年を経過できた症例が95%というデータがありますので、お口の健康と清潔を保つことで、さらに長期にわたる使用が可能といえます。
私がインプラント治療を勉強し、患者様に提供したいと考え始めた出来事からお伝えしようと思います。ある女性の患者様との出会いが、インプラント治療などの自分の治療技術の幅を広げなければならないと気づかされることになります。
私は当時27歳でした。臨床経験3年目で、ある程度一般的な治療ができるようになってきた時で、神経の治療や被せ物の治療、歯周病の治療、入れ歯の治療などがこなせるようになっていました。私は性格的に患者様の悩みをよく聞き、できるだけ患者様に寄り添った治療をしていました。
女性患者様『いつも寺嶋先生に診ていただいている◯◯ですけれど・・・』
スタッフ『どうされましたか?』
女性患者様『前歯が3本ぐらぐらで血が出ています。すごく痛くて・・・』
スタッフ『わかりました。すぐ来てください。』
診断は、左上3本とも歯根破折、外傷性亜脱臼。つまり歯が完全に割れていて、抜けかかっている状態でした。治療は、抜歯するしか方法がなく、入れ歯を作ることになりました。
突然、前歯が入れ歯になってしまった患者様は、ショックが大きすぎて人生が変わってしまったと泣き崩れてしまいました。当時の僕には120%の力を発揮しても、この治療後、患者様を喜ばせることができませんでした。
この出来事がきっかけで、こんな風になってしまった患者様を、なんとか喜んでいただけるように、最新の治療方法を勉強して、提供できないだろうかと考えるようになりました。
そこで勉強し始めた治療方法が、『インプラント治療』です。
インプラント治療とは、失った歯の場所にネジを入れて歯を作る治療です。いわゆる人工歯根と言われています。
最大のメリットは、自分の歯が戻ったように、食事をすることができます。
人間の行動の中で、食事は基本の『き』です。
食事中は、しっかり噛み、味を味わえ、笑顔で楽しむことが、健康維持の秘訣だと考えています。
私は、最新のインプラント治療を5年間毎日勉強し、技術を習得しました。飛躍的に患者様に提供できる治療方法が増え、自分の治療に自信を持てるようになりました。
しかし、何症例もインプラント治療をする中で患者様の共通の思いがあることに気づきました。それは・・・『怖い』『痛そう』
経験したことのない治療で、治療説明をされるだけで、マイナスイメージになってしまっています。インターネットで調べると、なかなか嫌なことも書いていますから・・・。そして私は、怖い治療時間は短縮し、なるべく痛みが少ない方法でインプラント治療をすることが、患者様の気持ちに寄り添うことだと考えました。
このインプラント治療のイメージを払拭し、患者様の気持ちに寄り添うために、藤阪てらしま歯科では最新の『フラップレスインプラント』を取り入れています。
歯茎に小さい穴を開けて、インプラント入れていきますので、歯茎を切ることもなく糸を縫うこともないので出血が少なく、痛みを最小限に抑えることができます。
また、当院では、安心安全にインプラント治療ができるように、サージカルガイドというものを使って行います。そのおかげで、インプラント1本であれば治療時間は15分で終わります。
インプラントの施術をお願いしました。以前に別の歯科医院で勤務されていた寺嶋先生にインプラント術を受けた事があり、開院されてからもお世話になっています。
今年になって別の歯もインプラントにして頂きましたがさすが最新の機種!
埋込が早く、とても楽で驚きました(振動が少ない)。術後の経過も申し分なく、丁寧で確かな施術に感謝しています。
これからも宜しくお願いします!
突然入れ歯になってしまった方、食事中に入れ歯のことが気になる方、入れ歯を入れたらうまく話せない方は、一度ご相談にご来院ください。