こんにちは!

枚方市の歯医者「藤阪てらしま歯科」院長の寺嶋です。

前回のブログに引き続き、質問について回答させていただきます。

 

*子供の歯のこと気になる質問集パート2*

〜歯磨き、虫歯予防編〜

 

藤阪てらしま歯科の寺嶋です!今回も前回と引き続き、「子供の歯のこと気になる質問集パート2」と題し、ブログを書きました!

 

質問①

1歳半を過ぎていますが、眠くなるとぐずるので母乳を飲みながら寝てしまいます。むし歯が心配ですが、大丈夫でしょうか。

 

回答

お母さんの母乳育児は、栄養学的利点のみでなく、子どもの精神的安定に効果があることがわかっており、乳児期にはできるだけ続けたいものです。

 

ただ、1歳を過ぎると、砂糖をとり始めることでむし歯原因菌(主にミュータンス連鎖球菌)が歯の表面に付着しやすくなり、そこに母乳を与えたまま眠って母乳が口の中に長く残っていると、むし歯のリスクが高まります。

 

母乳を続けているうちは、甘味飲食物を控えて、歯みがきをしっかり行い、むし歯のリスクを下げましょう。フッ化物の入ったジェルが歯科医院で販売されていますので、利用してみてください!

また、昼間よく遊ばせると、疲れて母乳にたよらずに眠れるようになるかもしれません。

1歳半すぎになったら、子どもの様子をみながら卒乳の準備をしていきましょう。

 

 

 

質問②

フッ素が歯にいいと聞きました。いつから始めればいいでしょうか?

 

回答

歯が生えてきたら、フッ素は効果があります!

 

その理由は以下になります!

歯が生えた後、唾液中に含まれるカルシウムが歯に付きさらに硬くなります。ですから生えて間もない時期の歯は、まだ十分に硬くなっていないためむし歯になりやすいのです。

フッ化物は、歯を硬くする作用があり、乳歯・永久歯に関わらず生えた直後に塗るのが最も効果的です。

 

基本的には、下の前歯が最初に生えてきますから、生えた時から定期的に歯科へ通い、どんなフッ素の予防があるか聞いてみてください!

うがいができるようになったら、高濃度のフッ素を塗布することをオススメします。うがいができない間は、フッ素濃度が低めのジェルをオススメします!

 

フッ素はむし歯予防になりますが、万能薬ではありません。塗ったからといって安心せず歯みがきの習慣やきちんとした食生活をすることが大切です!

 

 

 

質問3

仕上げ磨きをさせてくれず、自分で歯磨きをしたがります。このまま自分でさせていてよいでしょうか?

 

回答

自我の芽生えとともに何でも自分でしたがることが増えてきます。歯みがきもそのひとつと思います。

自分でしたがる気持ちを大切にしてあげて下さい。決して「もー歯磨きさせて!」って言ってしまいがちですが、「ママと同じように歯磨きできるかな?」って掛け声にしていきましょう!

 

しかし、大人でもしっかり歯みがきをすることは難しいことです。自分でしっかり磨けるようになるまでは保護者の方のサポート(仕上げ磨き等)が必要になってきます。

自分で歯磨きができたら、最後は無理矢理でも仕上げ磨きをしていきましょう!どの子供も歯磨きは嫌がるものなので、みんな同じです!ママだけでなく、パパにも協力してもらいましょう!

 

注意して欲しいことがあります。

歩行の発達が未熟な幼児期は歯ブラシを加えたまま転倒し、喉を突いたりする事故に繋がるケースがありますし、また、お口は脳に近い位置にありますので、重大な事故につながる事例もあります。自分で歯ブラシを持つ時は、ママパパと一緒に歯ブラシをするように約束をして、保護者は事故が起きないようにしっかりみてあげて下さい!

 

 

 

質問④

歯ブラシ粉を間違って飲んでしまいました。大丈夫でしょうか?

 

回答

歯磨剤の中には、研磨剤、潤滑剤、発泡剤、香料、甘味料、フッ化物などが含まれていますが、普通の使用量であれば、飲み込んでも心配はいりません。

 

 

最後までブログを読んでいただきありがとうございます!また定期的にブログの更新をしてまいりますので、御一読していただけると幸いです!!

 

今後とも藤阪てらしま歯科を宜しくお願いします!

 

藤阪てらしま歯科 寺嶋悟