~新年のご挨拶~

あけましておめでとうございます!

枚方市の歯医者「藤阪てらしま歯科」院長の寺嶋です。

藤阪てらしま歯科では、年が明けてからスタッフが一人増え、ますます賑やかになってまいりました!

これも全て藤阪てらしま歯科を支えてくださっている、スタッフ並びに地域住民の皆様のおかげです!本当にありがとうございます!

そして、今年もよろしくおねがいします!

 

~お餅について~

さて、年末年始での人の移動が激しかった影響か、新型コロナウイルスの感染者がまた増加傾向にあります。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令が噂される中、再び外出を控える方やリモートワークに戻る方も少なくないと思われます。そんな中、家にいる時間が長いので、お正月で余ったお餅を食べる頻度も増えてはいませんか?

新年に食べるもの、といえばおせちとお餅でしょうか。焼いたお餅に砂糖醤油をつけたり、海苔を巻いたり、お雑煮に入れたりと様々な方法で食べられるのがいいところですね。

そんなお餅ですが、何故お正月に食べられるようになったのでしょうか。

その由来は平安時代にまで遡ります。当時、宮中では正月の行事として、「歯固めの儀」が行われていました。この「歯固めの儀」ですが、内容はというと『お正月に一年間の健康長寿を願い、鏡餅や大根のような固い食べ物を食べる儀式』となっています。およそ800年以上前から、歯を丈夫に保つことが健康長寿に繋がると、考えられていたわけですね。

日本の食文化を語る上で欠かせないお餅。ですが、お餅が引き起こすトラブルには気をつけなければなりません。

 

~歯の詰め物が取れた!~

さて、お餅のトラブルと書きましたが、どんなものが思い浮かぶでしょうか。喉につまらせる事故も気をつけなければなりませんが、歯医者として気をつけていただきたいのが歯の詰め物が取れることです。

お餅やガムのような粘着性が高く、ひっつきやすいものを食べた際に、つい歯の詰め物が取れてしまう…といった事故は珍しく有りません。また、年末年始は歯医者が休んでいることも多く、「取れちゃったけど治してもらえない…」なんてことになるかもしれません。

ではもし、詰め物が取れたとき、どんな対処をするべきでしょうか。

まず、取れた詰め物は必ず捨てないようにし、洗って清潔な容器に保管しましょう。

そのまま歯科医院にお持ちいただければ、状態によってはそのまま着け直すことも可能です。

詰め物が取れてしまっている歯の部分は、歯の中の神経が外と近い状態となりますので、冷たいもの、熱いものがしみやすい状態となります。なるべく冷たいもの熱いものの飲食は控えておきましょう。

また、詰め物を作るために削った歯は尖った形をしていることが多く、欠けることや割れる恐れがあります。硬いものを噛むのは控えておくようにしましょう。

つい自分で直そうとそのままはめ直そうとしたり、接着剤で付けてしまうこともやめてください。前者は変形の恐れがあり、後者は歯科用でない接着剤は身体に害を及ぼす危険性が有ります。

詰め物が取れてしまった場合はできるだけ早く歯科医院に行き、診てもらうことが大切です。絶対に放置はせず、すぐに連絡するようにしてください。

また、定期的に歯科医院で検診を受けることで、詰め物の異常に素早く対処でき、急に取れるようなトラブルも未然に防ぐことができます。

日々のケアと定期検診で健康に過ごしましょう!

 

藤阪てらしま歯科 院長

寺嶋悟