~ごあいさつ~
皆さんこんにちは!
枚方市にある藤阪てらしま歯科、院長の寺嶋悟です。
雨天の日が増えてきて、近畿もまもなく梅雨入りしそうですね。
天気が変わりやすく、気温の変化も大きいので体調管理気をつけてくださいね。
~歯ブラシの雑菌~
皆さんが日常で毎日使う歯ブラシですが、使い終わった後の保管どのようにされていますか?
以下のことをしていると、実は雑菌が繁殖しているかもしれません・・・!
‣水でサッと洗い流して自然乾燥
‣家族など他人が使っている歯ブラシと接触するような状態で保管
‣数カ月、長期間同じ歯ブラシをずっと使っている
歯ブラシの細菌量は1度使うだけでトイレと同じくらいの細菌が繁殖していると言われています。
そう聞くと毎日新しいものに換えたほうがいいんじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、毎日少しの手入れを加えるだけで
細菌の繁殖を防ぐことができます。
歯を磨くことの大切さは皆さん認識されていると思いますが、使っている歯ブラシ自体が細菌でいっぱいだと口内環境は不潔だし悪循環ですよね。
お口の中にはもともと多くの菌がいると言われていますが、お手入れ不足の歯ブラシを使い続けると、口臭の原因やお口の不快感、歯周病にも繋がります。
今回は、歯ブラシの正しいお手入れ方法をご紹介します。
~歯ブラシのお手入れ方法~
歯ブラシのお手入れ方法としてはいくつか挙げられています。
歯ブラシのケアで大切なのは乾燥と殺菌・消毒です。
使用後は流水をかけて、歯ブラシの根元部分も揉み洗いししっかりと洗いましょう。
そのあとに洗い流した後、殺菌をしていきます。
①紫外線(日光)による殺菌
1.日光を浴びせる
紫外線量の多い午前10時から午後2時くらいにかけてベランダや窓際において日光を浴びせましょう。
雨の日だったり毎日干すのが難しい場合は、週に1度のペースで行っても大丈夫です。
学校や仕事でなかなか干す時間がないという方も多いでしょうから週末に行えばOKです!
干す前に必ず歯ブラシを水でよく洗ってすすいだ後に、ティッシュオフし水気を切ってくださいね。
2.専用の除菌器
歯ブラシ専用の除菌器もあります。
除菌器は紫外線を照射することで、歯ブラシを消毒してくれます。
②消毒
1.消毒液
口に入れても安全な消毒液、例としては赤ちゃんの哺乳瓶用消毒液「ミルトン」やうがい薬「イソジン」などが挙げられます。
2.重曹
口に入れるものなので食品用を選ぶのが好ましいです。
水100mlに小さじ1の重曹を溶かし、そのなかに歯ブラシを入れてください。
細菌を増やさないためには、消毒のあとの乾燥が大切になります。
携帯用の歯ブラシケースやキャップをしていたり、洗面台の扉を閉めて保管をしている場合は乾燥しきらずカビの原因にもなります。
ドライヤーなどの熱乾燥だと変形や劣化の原因になるので、紫外線・自然乾燥が好ましいです。
なので同じ歯ブラシで1日2,3回磨く方は完全に乾かず最近繁殖の原因になりますので、2本用意して交互に使い分けしたりしてしっかりと乾燥させましょう。
~保管場所、交換頻度~
家族で住まいのご家庭ではコップや洗面台とびらにまとめて歯ブラシを立ててる場合が多いと思います。
しかし、歯ブラシが触れ合う状態で保管していると細菌が移る恐れがあり、せっかく殺菌して清潔にしても意味がなくなってしまいます。
なるべく個々で歯ブラシを離して立てて保管するようにしましょう。
殺菌してしっかりお手入れしても、毎日同じ歯ブラシを長く使い続けると細菌の繁殖が進んでしまいます。
1カ月1本、新しいものに交換する習慣にするのが好ましいです。
お口を綺麗にするための歯みがきなのに、歯ブラシが不衛生だと逆にお口の中を汚す原因になります。
清潔な歯ブラシでお口の健康を維持していきましょう!
院長 寺嶋 悟