~ごあいさつ~

こんにちは!枚方市にある藤阪てらしま歯科の院長 寺嶋 悟です。

今年は梅雨明けが早く、さっそく猛暑日が続いてますね。

熱中症対策をとりながらまだまだこれからの夏乗り越えていきましょう!

 

~歯の定期健診~

みなさん、突然ですが最近ニュースに取り上げられている「国民皆歯科検診」についてご存じでしょうか?

名前の通り、国民全員に年齢を問わず1年に1回の歯科健診の受診を義務づけることが検討されています。

 

歯科検診の受診率ですが、なんと1年以内に受けた人は2人に1人。

先進国の他国と比べて受診率が低いのが現状です。

ではなぜ、歯科検診が義務化されようとしているのか。それには、お口と体の健康状態のつながりが深く関係しています。

 

今回、国民皆歯科検診が検討されている理由として挙げられたのは

①医療費の削減

歯の本数とかみ合わせによって医療費が抑えられるという研究結果が出ています。

②全身の疾患予防

30歳以上の8割がかかっていると言われている歯周病。

歯周病の原因である歯周病菌により、心臓病・糖尿病・肺炎・骨粗しょう症など全身の疾患を誘発すると近年の研究で明らかになっています。

虫歯の有無に関わらず、少なくとも1年に一度は歯医者に来院いただき検診を受診することが望ましいです。

痛みや晴れの症状が出てから来院される患者様が多くいらっしゃいますが、症状が出てからでは

重症化していることも多く、通院回数や費用といった負担も大きくなります。

ご自身の歯を残していくためにも定期検診に通うことが大切です。

 

~歯科検診ってなにするの?~

では実際、歯科検診ではどういった処置をするのか、どのくらいの費用がかかるのかですが

まずは処置内容から簡単にまとめると以下の内容になります。

  1. 歯周病検査
  2. 歯石歯垢除去
  3. ブラッシング指導
  4. 虫歯チェック
  5. レントゲン写真撮影(年に1回ほど)

定期健診では、虫歯チェック以外の処置を基本的に歯科衛生士さんが処置してくださいます。

歯ブラシだけでは取り除くことのできない歯石を除去したり、お子様の場合はフッ素を塗って虫歯予防など施しています。

歯垢から歯石へ変化し、そのまま放置すれば虫歯や歯周病の原因となりますので、歯科医師・衛生士さんの手でお口の中を綺麗にしてもらう必要があります。

なお、歯科検診は基本的に保険診療で受診していただけます。

年齢や口腔内の状態によって異なりますが、3割負担で3千円が相場です。

検診の頻度に関しても口腔内の状態によって異なりますが、1~3カ月検診の方が多いです。

 

そもそも、虫歯や歯周病になっていなければ定期健診は必要ないのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、歯科検診をおろそかにしてしまい症状が進行してから治療を開始した場合、通院回数や費用面でも負担がかかってしまいます。

治療が終えたあとも、再発や予防のために歯科検診へいらしてください。

 

藤阪てらしま歯科 寺嶋悟