~ご挨拶~

こんにちは!枚方市にある藤阪てらしま歯科の院長、寺嶋悟です!

2月になり一段と冷え込むようにもなってきましたね。つい暖房の効いた部屋に閉じこもりきりになってしまいます。

2022年2月現在、大阪府での新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は一週間で約14、000人と爆発的に増えております。

当院では、検温、手指の消毒、マスク・グローブの着用、換気はもちろんのこと、毎月のPCR検査、マスク無しの会話禁止、昼休憩は各自別々の部屋でお昼ごはんを食べるなど、スタッフ間で感染が拡大するのを予防する取り組みも行っております。

感染を予防するのが一番大切ですが、もし万が一感染者が出てしまった場合でも感染拡大を未然に防ぐことで患者様、並びにスタッフが安心して、過ごしていただける医院づくりを徹底しています。

 

~2月といえば…~

さて、話は変わりますが、今回のテーマはこの2月に欠かせない食べ物についてです。2月14日、バレンタインデーといえばそう、チョコレートですね!デパ地下や百貨店、スーパーやコンビニにも一番見える部分にズラっと並んできますよね。この時期は寒さも相まって特に甘いものへの誘惑が強くなってしまいます。歯科医の自分として、やはりチョコレートのような糖分の多いものはなるべく避けていただきたいものです。しかし、流石にこの時期は自分でも控えることが難しいです笑。

なので、今回は、糖分が何故むし歯の原因となるのか、そして、なるべくむし歯になりにくいチョコレートの食べ方をお伝えさせていただこうと思います!

 

~むし歯になる4つの要因~

チョコのような糖分が多く含まれている食品は虫歯になりやすい、ということはご存知だと思われます。では、どうして糖分が多い物を食べると虫歯になるのでしょうか。
実は、糖分を多く摂ることだけが虫歯の原因ではありません。虫歯に至るには、「歯の質」、「時間」、「菌」、「糖分」の計4つの要因があります。順番に解説していきましょう。

 


1つ目は「歯の質」。これは菌の出す酸に強い歯であるかどうかということです。先天的な物もありますが、フッ素の使用でも強化ができます。


2つ目は「時間」。食べ物が長く口の中にあれば、それだけ虫歯のリスクは上がります。

3つ目は「菌」。言うまでもなく、虫歯は菌の出す酸が原因なので、菌の量が虫歯のリスクに比例します。

そして、最後が「糖分」。糖分は菌の好物なので、糖分の量が菌の量や虫歯のリスクに直結します。

これらはそれぞれ、フッ素入りの歯磨き粉や洗口液を使う、ダラダラ食べない、口内を清潔に保つ、一度に食べる量を決めておく、といった形で対策するだけでもリスクは抑えられます。

 

~むし歯のリスクを抑えるチョコレートの食べ方~

先程お伝えしたとおり、ダラダラと食べ物を食べる、つまり口の中に菌の栄養となるものがある時間が長ければ長いほど、むし歯のリスクは跳ね上がります。

口の中に食べ物や飲み物がある間、菌は活動し、酸で歯を溶かしてしまいます。逆に、口の中に何もない状態であれば、唾液の作用で菌は徐々に活動を弱め、歯は再石灰化と呼ばれる現象により、修復されます。

したがって、間食ではなく、食後のデザートのような形でチョコレートを食べるようにするだけでも、むし歯のリスクは多少抑えられます。

甘いものをつい摂りたくなるこの時期、皆さんも少し食べ方を工夫してみてはいかがでしょうか。

 

藤阪てらしま歯科

院長

寺嶋悟