~ご挨拶~

こんにちは!藤阪てらしま歯科の院長、寺嶋悟です!

2月も後半ですが、雪が降ったりと寒さのピークはまだまだ続きそうですね。

さて、今回はそんな寒さがお口の中にどんな影響を及ぼす可能性があるかお話させていただこうと思います。

 

~寒いときにしてしまうことといえば?~

皆さんは寒いときについしてしまう行動ってありませんか?手を擦る、身体を縮こまらせる、身震いする…などなど。特に身震いする行動は本能的なもので、医学用語で「シンバリング」と言われています。ブルブルと震える…つまり筋肉を小刻みに振動させることで体温の維持を図る行動、というわけなのです。人間の体温は31℃を下回ると危険と言われており、そのリスクを回避するための仕組み、というわけなのです。そんな身震い、「シンバリング」ですが、それが歯とどう関係してくるのでしょうか。

~身震い中の口の動き~

身震いしているとき、お口はどのように動いていると思いますか?寒いとき小刻みに歯をガチガチ鳴らす、といった表現が漫画などの創作ではよく目の辺りにします。もちろん会話中や、鼻がつまり口呼吸しかできないときに身震いするような寒さに襲われているとガチガチと歯を鳴らしてしまいますが、実際には食いしばっていることがほとんどなのです。

なにか重いものを持ち上げるときに強く食いしばることがあると思います。それと同じく、身震いをするときは、全身に力が入ります。その際、口の開閉を司る顎の筋肉も例外ではありません。なので、食いしばってしまうのですね。寒いときに会話や口呼吸をしようとすると、歯がガチガチいうのも、口を開けたくても、全身が強張って口を閉じようとしてしまうからなんですね。

さて、そんな食いしばりですがただ口を閉じている状態とはわけが違います。食いしばりが引き起こす影響についてお話しましょう。

 

~食いしばりが歯に与える影響~

食いしばりは基本的に無意識下で行っている行動です。寝ているとき、重いもの持つとき、何かに集中しているとき、人は食いしばることがあります。

この食いしばりですが、単に物を噛んでいるときとはワケが違います。寝ているときの食いしばりは、普段物を食べているときと比べて、約三倍も以上(約100キロ以上)の力がかかっていると言われています。また、物を噛むときは単なる上下運動ではなく食べ物をすりつぶすため、歯を横にスライドさせながら顎を動かしています。しかし、食いしばりは下の歯を力の限り上の歯に押し付ける行動になるため、力の逃げ道がなく、歯に掛かる負荷は相当なものになります。これほどの負荷がかかると、歯はもちろんのこと、歯茎や歯を支える骨、顎の筋肉にも影響が出てきます。

歯が傷む・割れる、口内炎ができる、顎関節症、肩こり、頭痛など、お口だけではなく、周りにも影響を及ぼすこともあります。

では食いしばりを予防するにはどうしたらいいのでしょうか。

 

~食いしばりの予防策~

食いしばりは無意識に行っていまうので、どれだけ気を付けていても予防するのは難しいです。では、どんな解決策が有効でしょうか。

それは、物理的に噛めなくしてしまうことです。「えっ?どいうこと?」と思われた方もいらっしゃるかと思われます。歯を保護するマウスピースを装着することにより食いしばりの影響を軽減することができます。

歯と歯の間にマウスピースがあると、完全に歯を閉じた状態を防ぐことができます。それにより、噛む力を大幅に減らすことができるのです。

マウスピースは保険診療で制作する事が可能なので、もし食いしばりが気になる方はご相談ください!

 

藤阪てらしま歯科

院長 寺嶋悟