こんにちは!

枚方市にある藤阪てらしま歯科の院長、寺嶋悟です!

3月13日からマスクの着用が個人の判断になって人に口元を見られる機会が以前より多くなったと思います。皆さんはお口周りのケアしっかり行っていますか?僕はというとマスク生活に慣れすぎてしまってヒゲの処理が甘いことがたま~にあります(笑)

 

今回のテーマは、歯を失ってしまったときに放置すると、見た目だけでなく、身体全体にも悪影響を及ぼすという話をしようと思います。

 

もし歯を失ったとき、「まあ奥歯なら見えないし別に放っておいてもいいよね」、「一本抜けても普通に噛めるし問題ないかなぁ」と放置してしまうと様々な悪影響があります。将来的に多くの歯を失うことに繋がったり、健康上にも問題を起こしたりする可能性があります。このブログではそのような悪影響の中でも主なものを4つご紹介させていただきます。

 

まず、1つめは見た目への悪影響です。奥歯であれば抜けても見た目に影響がない、と考えている方も多いかもしれません。しかし、歯茎の中には歯を支えるための骨が入っており、抜けたまま放置すると骨が役目を終えてやせ細っていってしまい、歯茎も徐々に下がってきます。そうなってしまうと歯を補うための治療も難しくなってしまいます。さらに輪郭にも影響が及ぼすので顎の肉がたるんでしまうことや、お口周りにシワが増えて、いわゆる老け顔に近づいてしまう可能性があります。

 

2つめはお口全体に悪影響を及ぼすということです。歯を失った部分にはスペースができてしまいます。そして、そのまま放置するとそのスペースに隣の歯が寄ってきてしまいます。こうして起こりうることが、噛み合わせと歯並びの崩壊です。一度変化してしまった噛み合わせや歯並びを元に戻すことは難しくなっています。

それに元々あった歯の負担を1本少ない状態で負担しなければならなくなるため、他の歯が痛みだしたり、腫れたりする危険性があります。最初は一本だけの問題がいずれ、お口全体の問題になっていくわけです。

 

3つめは身体への悪影響です。歯を失ってしまうと、今まで問題なく噛めていた食べ物が食べられなくなる、といったことが起きてしまいます。その結果、栄養に偏りができてしまい、肩こりや骨粗しょう症、糖尿病などを引き起こし、身体全体の問題になってしまうことも少なくありません。

さらに日本歯科医師会が発表している統計によると、歯が抜けてしまって噛む力が弱くなった場合、認知症の発症のリスクが最大1.9倍にも上がるそうです。

 

4つめは金銭的な悪影響です。上で述べたとおり、歯を失ったところを放置していると嚙み合わせや歯並び、身体全体、見た目と様々なところに悪影響を及ぼします。つまり治療箇所がお口に留まらず、身体全体まで増えるのでどんどん治療費がかさんでいくのです。歯に違和感を覚えたらすぐ歯医者へ、これは鉄則です。

 

このように歯を失うことはお口だけに留まらず、様々なところに悪影響を及ぼします。

歯を失うことを避けるためにも、普段から食後の歯磨きを欠かさずに行ってお口の中を清潔に保ちましょう。そして、歯医者で定期的な検診を受けることも重要です。歯科医師や歯科衛生士に診てもらい、磨き残しや歯石をキレイに除去してもらうようにしましょう!

もし歯を失ってしまった場合は必ず歯医者で相談するようにしましょう。歯を失った場合でも、ブリッジや入れ歯、インプラントといった治療法があります。自分にあった最適な治療プランを提供してもらいましょう。

たった1本歯を失っただけでは、あまり大事に感じにくいかもしれません。しかし、その1本失った影響がいずれ身体全体の問題となってしまいます。どのような治療でも早期に対処することが肝心です。お口の中で気になることがあればすぐに歯医者に診てもらうようにしましょう!

 

医療法人敬志会 藤阪てらしま歯科

院長 寺嶋悟